Schwarz's Diary
神戸の薬学生の日記。月に1回以上は書くように心がけています。 その日あった事やら趣味等色んな事を書いています。閲覧して頂くだけで結構です。コメントくださると嬉しいです。
病院実習 -近況報告- (12週目を終えて;全体を終えての感想)
ついに約3ヶ月に渡る病院実習が終わってしまいました・・・。
何というか・・・これだけ長い期間で終わってしまうとものすごい虚しい。
実習ロスとでもいうのかな、折角仲良くなった指導薬剤師の先生方と他の大学の実習生さんとお別れしてしまうのすごい寂しいし喪失感が半端ない。
「また、どこかで(ノシ」、この言葉、涙腺崩壊しそうになる。やめて・・・
兎に角、初日から最終日まで指導薬剤師の先生方にすごく優しく接していただいて、時には厳しく接して下さったお陰で今では自分の成長をはっきりと感じます。

最終週に症例報告会という発表会がありました。
報告会でも薬剤部長からとても大切な言葉をいただきました。
例えば、ガンなどの疾患で治療を行ってもステージの関係で治る兆しが見えず余命何ヶ月と宣告された患者さんが居るとします。
すると、患者さん自身またはその家族は絶望してしまい、中には泣いてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そういった患者さんがいる時、薬剤師が「お薬の説明をしに来ました。」と病室に入っていくのってすごい変ですよね。
こういう時も「ただ薬を説明しに来ただけか」とそんな感じがしますよね。
そこで、薬剤部長が『そういった患者さんには何も話さず、柔らかいタオル等で優しく手を包んで握ってあげる、これもまた服薬指導です』と仰いました。
つまり、薬の説明をするだけが服薬指導ではないという事です。
この言葉にとても感銘を受けました。

薬剤師というのはただ「薬の専門家」としてではなく、看護師さん以上に患者さんに寄り添う姿勢がより一層求められます。
(↑書いてる途中で気づいたんだが、「寄り添う」と「より一層」って別に韻踏ませたわけじゃないですよ)
看護師さんも患者さんに寄り添う医療職の1つですが、薬剤師は患者さんが抱いているであろう薬物治療に対しての不安や悩みを聞いてあげる事ができます。
実際、看護師さんも薬の事については学生の時に、どれがどういう薬か程度は勉強させられるらしいので、薬の説明だけという事であれば看護師さんもやろうと思えばできるみたいなのですが、一般の患者さんからしたら薬といえば薬剤師というイメージが強いので、やっぱり薬の相談に乗れるのが重要な役割の1つですよね。

また、実習中に様々な部署を見学させていただきましたが、検査部や放射線部等と薬剤師との繋がりがあり、医師(或いは歯科医師)以外のコ・メディカルとして患者さんの治療に対してそれぞれ重要な役割を担っているんだなぁと思いました。
最後に、今回の約3ヶ月の実習を通して、病院薬剤師はどのような業務を行っているか、医療人としてどれだけ患者さんに踏み込めているか、人との出会いの大切さ等と多くの事を学びました。
他の実習生さん共々、これからそれぞれの道を歩み出す訳で、今回経験させていただいた事を糧にして、まずは年明けの薬局実習と就職活動ですが、頑張っていこうと思います。
また、何か思い出す事等があれば実務実習活動日誌のタグで綴っていくつもりです。
改めて、熱心に指導してくださった薬剤師の先生方、一緒に楽しい時間を過ごしてくれた他の大学の実習生さん、他部署見学で説明してくださった先生方、本当にこの3ヶ月間ありがとうございました。

この記事が、これから病院実習を受ける事になるかもしれない、薬学部実習生さん達の参考になれば幸いです。
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病院実習 -近況報告- (9週目を終えて)
ついに病院実習も9週間が終わりました。
残り3週間・・・!!
6週目終了時から新しい事やったのは、DI(ドラッグインフォメーション)業務とICU見学くらいかな・・・。
後、窓口業務もやってますね。
窓口業務というのは、調剤室で調剤したお薬をカウンター越しに患者さんに情報提供するお仕事です。
お薬の説明だけではなく、院外処方箋を持ってこられる患者さんも時々居て院内薬局では扱っていないので、近くの調剤薬局の場所を地図に示して教えたりとそういった対応も出来なくてはなりません。
なので、薬剤師ってただ薬を調剤するだけの医療従事者とか勘違いしていらっしゃる方は、本当にそのイメージを払拭していただきたいくらい病院薬剤師というのはやる仕事が多いです。

今週と来週含めて、ラストの報告会に向けた服薬指導をします。
前の記事にも書いたかもしれないけれども、病棟で服薬指導をして気になった症例を選んでそれについて自分がどのように介入したかとかを発表させられるんですよね。
一応、尿路結石について発表する事になりました。
なりましたというか、決めました。
はじめは腎臓について大まかに発表すると決めていたのですが、腎臓疾患といっても糖尿病性腎症とかネフローゼ症候群とかCKDとか水腎症とか色々ありますよね・・・。
手当たり次第に決めようと思って、なんとか尿路結石の方向に行くことにしました。
そういえば、発表する際、どうしてこのテーマに決めたのかも言わないといけないのですが、どう説明しよう?
まぁ、それっぽい理由をあげて説明すればいいか。
前にテレビで見ていて気になっていたので今回調査してみようと思いました…とかね。

実習が終わればすぐにテストなんでもう今日辺りから勉強始めたら良さそうか…。
兎に角もう実習やテストや就活と大変です。
また、12週間目(病院実習が全て終わった時)に何かあれば書きます。
病院実習 -近況報告- (6週目を終えて)
病院の長期実務実習、相変わらず忙しいです。
何だかんだでもう6週目が終わり、病院実習自体の半分が終了しました。(全12週)
逆を考えればまだ半分残っているという事。

3週目の頃は計数・計量調剤、注射剤調剤をメインにしか行っていませんでしたが、今では病棟への薬剤管理指導(服薬指導)業務も加わりました。
実際に患者さんのいる病室へと立ち寄って、
「これは○○というお薬で、△△(の効果がある)のお薬です。」と、お薬の説明をするんです。
しかし、ただお薬について説明するだけでは無くて、

・今まで何かのお薬を飲んでいて体の具合が悪くなった事はありますか?(副作用歴)
・何か食べ物で具合が悪くなったり、花粉等といったアレルギーはございますか?(アレルギー歴)
・ドラッグストアのお店で買われているお薬はありますか?(OTC・市販薬の確認)
・今お持ちの薬はありますか?(持参薬の確認)
・健康食品、サプリメント摂取状況の確認

と、以上挙げた最低限5つの事について、初回の患者さんなんかには特に聞き出さなければなりません。

薬剤師の先生方が何度も服薬指導に行っているような、初回じゃない2回目以降の患者さんには聞き出す必要はない(省略してもよい)らしいです。
そりゃ、何度もそういう事聞かれると、煩わしいですからね・・・当然の事かと。

更に、糖尿病等の疾患で入院されていて、ハイリスク薬(※)の1つであるインスリン注射剤のような抗糖尿病薬を処方されているような患者さんには、インスリン注射剤の自己注射についてのパンフレットといった特殊な冊子を必要に応じて用意し、服薬指導と上にあげた5条件に付け加えて説明する必要があります。
ここがまず大学内の実習では教えられる事のない、臨床現場の実習でしか学ぶ事の出来ない大きなポイントだと思います。

※副作用に特に注意する必要がある薬の事を指します。詳しくはWikipedia等に記載されています。

感想ですが、兎に角、一番最初はめちゃくちゃ緊張します・・・!
今まで、大学で模擬患者さんとしか接した事がない状況で、初めての一般の患者さんと接するんですよ。
幸いにも、初めての時は、先生曰く(自分は)冷静だったらしいです。
そう見えてたのかな、個人的にはめちゃくちゃ緊張してて上手く言えた感じじゃなかったのに・・・。
これは薬学生であれば、誰もが通る道です。
ただ、淡々と説明していても、患者さんは「分かりました。(分かっていない)」という感じになりうるので、まぁあまり熱くなりすぎずに少しでも理解して頂き易いよう工夫して、熱意を持って説明する事が大切なのかなと思います。
もう、5,6回は服薬指導に行ってるので流石にそれほど緊張はしなくなりましたが、初めての時は意外と冷静だったのに2回目とかでガチガチに緊張しちゃってうまく説明できなかった時とかもありました。(上手く説明できなかった場合、後ろに指導の先生が居てフォローしてくれます)

まぁ、こんな感じで6週目を終えました。
途中、理学療法の体験実習やオペ室見学等でレポート課題を課される事もしばしば。

これからは、最終週の実習報告会に向けて、テーマ探しを意識していかなければなりません。
自分が病棟の服薬指導をしている時に、興味を持った症例について10分~15分のあいだ指導薬剤師の先生が何人もいる中でプレゼンさせられるんです。
絶対緊張するに決まってるやろ・・・。 

また、9週目に何か近況あれば書くと思います。

病院実習 -近況報告- (3週目を終えて)
7月頭から始まった病院実習、もう気づけば第3週目。早いです。
実習先の環境には2週間目開始以降から大分慣れました。
ただ、周りは一応女性が多いのでとても気を遣います・・・。

実習について1つずつまた説明していきますが、
まず初めに・・・
実務実習指導管理システムと言って、実習をするにあたってプロフィールからその日のスケジュールからメールからと管理するのに色々と使える専用のツールがあります。
それを用いて、毎日毎日、実習生用のPCから日誌(言うなれば記録)を書かなければならなく、それに対してのコメントを各々の指導薬剤師の先生に書いてもらえます。
例えば、「今日は○○○でしたね、薬を覚えていく習慣をこれからつけていきましょう」とか、なんとなくそんな感じです。
今日あった事を振り返る時や、先生からのアドバイスを見るときに便利です。

実習内容は、
今、主に注射剤調剤・計数計量調剤をメインにやっています。
特に注射剤調剤はもうほぼ毎日ある感じかな。
当たり前ですが、疲れますよね。
調剤ってただ薬を取るだけでしょうって思う人も一般の方にいるかもしれないけれど、
薬を取るにしても、外観が似たようなものとか、規格(~錠10mgとかああいう表記の事を言います)が違うものとか、色は違うけどシートの色が同じものとかそういった事に神経をめちゃくちゃ尖らせてます。
下手したら、その患者さんの症状に禁忌とされてる薬を処方してしまって重大な薬剤過誤の事故に繋がりかねないからね。
指導薬剤師の先生から教えていただいた話なのですが、そういった調剤過誤を防ぐためにも、外観や名称、シートの色等が類似しているものは極力離して置いているらしいです。

例えば、下の画像のようなものとか。
錠剤の色も包装の色も似ています。こういうの同士を近いところに置いていたりすると怖い。
パッと見すごく似ているので、急な処方で急ぐ必要がある時とか、間違えてしまう恐れがある。
ちなみに、アダラートCR錠は降圧薬(血圧を下げる薬)でプルゼニド錠は緩下薬(お通じを良くする、所謂排便を促進する薬)です。
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後、調剤室には棚がいくつもあり無数に引き出しがありますが、どこに何があるかっていうのは働いてると段々と把握できてくるらしいです。
一応、探すのに迷った時のために検索する用の帳簿(何番の棚の何列の何段に配置してあるか)が置いてあります。
病院や薬局ごとにそれぞれ配置が決められていて位置関係も異なると思いますので、今働いている所で把握できたからといって別の仕事場でそれは全く役に立たないわけですが。

また、調剤に関して、ただそのような事ばかり行っているのではなく、調剤を行う際、患者様の処方箋を見ていて時々おかしな点やこの薬の組み合わせはダメとかそういうのを発見する時があります。
少しでも疑問を抱いたら、薬を処方したお医者さんに電話で問い合わせます。
これを「疑義照会」と言います。
もし、医師による処方に明らかにおかしい所が見られたら、それを薬剤師が正すわけです。
仮に、処方に問題が無くても、確認の意味で聞くこともあります。
例えば、原則1日量6mgと決められている薬があるとします。添付文書を調べると、「適宜増減」とあります。
適宜増減というのは、最大2倍量までならOKという事です。
それが1日量9mgと処方箋に表記されている場合、一応、問い合わせなければなりません。
疑わしいと思った時点で。別に大丈夫やろとか思って油断してると、マジで重大な事故に繋がりますので。
実際に、実習が始まってから、私も現時点で2度か3度疑義照会を行いました。
4年生の時の学内実習では、医師役は先生だったのですが、実習では本物の医師なので最初は結構緊張しました。

と、まあ、こんな感じで実際の臨床現場でしか学べない事を学びながら実習しています。
ただ、のうのうと実習を受けているだけでは物足りないですので、実際に薬剤師として働いている指導薬剤師の先生方でしか知らない事やそういうのを色々と教えていただいて、経験値を積んでいこうと思います。

病院実習
今週からついに薬学部5年生が行く病院・薬局実習のうち、病院の実習が始まりました。

実習が始まる2週間前くらいかな、大学の担当教員の先生と一緒にスーツ姿で挨拶に行ったけど、当然ガチガチに緊張してたよね。
挨拶の時は、薬剤部長とM(仮名)さんという凄く優しい人が担当だったので良かったけど、他の薬剤部スタッフもいるはずだし、実習始まるまでは内心ビクビクしてました。

初日から、家に出たあと数分経ってから財布を忘れるという大失態をおかしてしまい・・・結果、数分ミーティングに遅刻してしまって、折角これから指導して頂くのに、こんな開幕からえらいことしてしまったという申し訳無さでもうこれ終わった・・・。
と思っていたのですが、蓋を開けてみればと言うんですかね、薬剤部長から次長から色々なスタッフが皆さん兎に角優しい人で、優しいというか優しすぎる・・・いや、もう聖人といっても過言でないくらいに皆さん優しくて・・・ほんとに、こんな実習生として情けない事をしてしまったのに、気にしてないよいう位に明るく接してくださって感謝・・・圧倒的感謝です。

初日以降はほんとに反省してかなり余裕を持って家を出るようにしました。
実習先の病院にミーティングの20分くらい前には着くように。
先に書いておきますと、私以外にも実習生は2人います。
あぁ、やっぱりねと思いましたが2人とも女子です。
更衣用のロッカーが実習生でも男女振り分けられており、女子は薬剤部にあるロッカーで、男子である自分は別棟のロッカーで着替えてから薬剤部に行くシステムになってるんですが、同じ時間に着いたとしても薬剤部に入る時間のロスはこちらの方が大きいっていう。
要するに、
女子: 病院到着 → 薬剤部に入る
男子: 病院到着 → 別棟の更衣室に入って着替え → 薬剤部に入る 
こういうことです。

実習生とは言え、病院で実際に行っている薬剤師の業務のお手伝いというか、学びながらの実務(お仕事)をさせていただきますので、印鑑は常に持っておかないといけないみたいです。
勿論、メモをするためのメモ帳とペンも。
メモをするという行為は特に重要。
何故なら、自分が今日行って学んだこと・知ったことを見返せるというのが1つ。
もう1つは、実習のある日は毎日日誌に記録しなければならないので、メモをしておけば書くネタに困りにくいからです。
これは別に、どのような場所における実習でも通ずる話ですし、メモをするというのは最重要事項です。
昨日で第1週目の実習が終了したのですが、ハンコをこれでもかっていうくらい押しました。
まだ今週は注射剤調剤と計数・計量調剤しか行っていないですが、処方箋に調剤確認できたら調剤者の印鑑を押すというような感じで使用しています。
それから、注射剤調剤に関しては、PDAという機器を用いて、集計表に従い計数調剤を行わければならなく、複数規格のある薬剤に確認しましたというハンコを押すようになっています。

このように、1週目から覚えるべき事が兎に角多い!
ただ、のうのうと実習を受けているようでは、自分の成長が期待できません。
分からない事があれば、恥ずかしがらず、積極的に指導薬剤師の先生方に質問していくのが大切。
但し、上手にタイミングを見計らって聞かないと逆に邪魔をしてしまう恐れもあります。
指導薬剤師の先生方も、実習生を受け入れている以上、指導する立場で責任もって接してくれますので、実習生としてこれからも頑張っていこうと思います。